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Hitachi

日立の家電品エアコン

プロダクト ヒストリー:1960年代

プロダクトヒストリー 1960-1969

1960年(昭和35年)

昭和35年カタログ 拡大して見る 名称をルームクーラーに。
NWT-750

この年より名称をルームクーラー(ルームクーラーという名前は日立が付けたもの。当時他社はいろいろな名前を使用していました)に変更。換気装置にはメカニカルダンバーを採用し、また、安心して使えるように、3ヵ年無償品質保証付きにしました。タイプもこの機種のほかに冷房能力の異なる3機種を発表。デザイン的にも、奥行きは一層浅く、高さも低くして近代的なものになりました。


1961年(昭和36年)

日本で初めてヒーター付ヒートポンプ式冷・暖房ルームエアコンを発売。
RW-600H

我が国で初めてヒーター付ヒートポンプ式の暖房兼用の2機種を発売。また、スイッチ操作のわずらわしさをなくすため、リモコンの取付けを可能にしました。さらに、価格面でも、1馬力で業界初の20万円を割る新価格18万5000円を実現。一年を通して使える日立ルームクーラーの名声は次第に高まっていきました。


1962年(昭和37年)

5機種にヒーターの取付けを可能に。
RA-752

この製品を含めて全6機種をリリース。1機種を除いて、5機種にヒーターを取付け可能にしました。


1963年(昭和38年)


1964年(昭和39年)

全機種にサ−モスタット付き。
RA-754

すべての機種にサーモスタット(自動温度調節器)のダイアルを設置。7段階に分けて好みの涼しさを設定できるようになりました。また、全機種をリモコン取付可能としました。


1965年(昭和40年)

昭和40年カタログ 拡大して見る 業界に先駆けてJIS表示の
製品を発売。
RA-229

前年の調査(39年3月B.B.R.調査)で日本で一番の普及率が確認され、自他共に認めるNO.1の座についた日立は、業界のトップを切ってJIS規格に基づいた製品の生産を開始。ルームクーラーの大衆化のニーズに応えて小型軽量化を図り、1馬力で14万円台のRA-229をはじめ、冷房専用のエコノミータイプ6機種をリリースしました。


1967年(昭和42年)

世界で初めて
ドライ機能を搭載。
RA-228D

家庭での需要の高まりに合わせて、家具との調和を図り、部屋を豪華な雰囲気にする〈冷房家具〉として木目デザインを大幅に取り入れた『クールウッド』シリーズを発売。中でもRA-228Dには、梅雨時などの湿気の多い日本の気候を考えて、温度を下げずに湿気を除くドライ機能を世界で初めて搭載しました。また、“家具”としての要素を重視し、化粧カバー機構にスライドパネルも開発しました。

セパレート形を発売。
RAS-228

今日ではスタンダードタイプになっている、冷房部分と機械部分を室内と室外に分けたセパレート形を初めて発売。運転部分を室外に出したことで室内が静かになっただけでなく、据え付け位置が自由になったことで、ウインド形を設置する適当な窓や壁面のない部屋にも取付けることが出きるようになりました。


1969年(昭和44年)

セパレート形に床置形登場。
RA-227F

セパレート形のバリエーションが一段と増えたのがこの年。壁沿いにすっきり置けて場所をとらない超薄型の床置形(フロアタイプ)をはじめ、棚置形、公団住宅用、そして今日の主流となった壁掛形と製品のバリエーションが整いました。