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日立の家電品エアコン

テクニカル ヒストリー:PAMエアコンの誕生

テクニカルヒストリー PAMエアコンの誕生

圧縮機モーターの回転数は、モーターに加える電圧の高さで決まります。しかし従来のインバーター制御では、圧縮機モーターの回転数を自由に変えられますが、一定の電圧でコントロールしているため、パワーにも省エネにも限界がありました。そこで生まれたのが、電圧の高さで圧縮機モーターの回転数コントロールができるPAM制御。パワーが必要な時には、電圧を高めて超高速回転でパワーアップ。適温を維持するためには、電圧をぐっと下げて超省エネ運転と、従来のインバーターでは制御できなかったさらなる省エネとハイパワーを可能にしました。


  インバーター PAM
特長 240Vの電圧は一定だが通電率を変化させて圧縮機モーターの回転数が変えられる 運転の状況に応じて電圧の高さそのものを変化させ、より効率的に圧縮機モーターの回転数が変えられる
パワー ○240Vで高速 ◎電圧を高めて390Vでさらに高速
省エネ ○240Vで低速 ◎電圧を140Vに下げ、よりロスを抑えた低速回転

最新の「フレッシュ給排白くまくん」では

PAM制御の効率をさらに高めるためにモーターの回転数にあわせて最適な電流を流せるベクトル制御を新搭載。さらなる省エネを実現させました。

「PAM制御」をさらに効率化したベクトル制御が
世界の優れた技術100件に入賞。

日立のベクトル制御インバーター技術は、世界の特に優れた技術100件の製品を表彰する米国の権威ある技術情報誌「R&D」の「2003 R&D100賞」に選ばれています。


ワンポイント 年間快適空間へ 省エネ&高暖力革命

PAMの特徴は、立ち上げ時に圧縮機のモーターに高電圧をかけ高速回転を行い、素早く設定温度にしてから低電圧・低速回転に切り替えて設定温度をキープするもの。
すなわちスタートダッシュ&省エネ方式なのです。