あたためのコツ

フライの上手なあたためかた

●丸皿にアルミホイルは敷かないでください
レンジ加熱のとき、火花(スパーク)の原因になります。オーブンシートは使用できます。
●置きかたは
市販の冷凍フライ類は袋やラップ、トレーなどを外し、凍ったまま丸皿に並べます。

お酒の上手なあたためかた

● 1 回にあたためられる分量は100 〜300mL です。
●丸皿の中央に置いて加熱します
● 1 あたため では熱くなり過ぎます
●仕上がりがぬるかったときは
 レンジ 600W であたたまり加減を見ながら加熱します。

●容器の種類と飲み物の入れかたは
・容器はコップまたは徳利を使います。
・コップであたためる場合は、7〜8分目まで入れます。
・徳利であたためるときはくびれた部分より1cm下くらいまで入れます。
・びん詰めのお酒は栓を抜きます。
・半分以下の少量で加熱すると、加熱室から取り出した後でも突然沸とう(突沸)して飛び散り、やけどをすることがあります。手動調理(レンジ加熱)であたたまり加減を見ながら加熱します。

食品を置く位置

■中央に置く。

コンビニ弁当の上手なあたためかた

●あたためられる弁当はコンビニエンスストアなどで販売されている弁当です
●包装しているラップやふたは変形することがあるため、必ず外します
●ごはんとおかずが分かれて入っている弁当(加熱時間の目安 1個(約450g)約2 分10 秒)
他に「のり弁当」や「さけ弁当」のように、ごはんの上に具がのっている物もあたためられます。
●丼物(カツ丼・カレーライス・チャーハン・スパゲッティーなど)
*あんかけ類(中華丼、あんかけ焼きそばなど)をあたためる場合、容器やふたが変形したり、あんかけの具(イカ、エビ、うずらの卵など)が加熱中に破裂する場合があります。ふたを取り外し、これらの具を取り除いてから加熱し、加熱後加えます。
● 1 回にあたためられる分量は1 個(1人分)です
※ 冷蔵室から出した物は仕上がり調節やや強または強に合わせます。

3 コンビニ弁当 であたためられないお弁当の例

●電子レンジ加熱に使えない容器を使用している弁当
紙や木でできた容器、アルミで加工された容器、発泡スチロール製の容器、ホッチキスなどで止めてある容器などを使用した弁当
● 1 種類ずつ小分けしているお総菜のパック
から揚げ・シューマイなど、お総菜のパックは重量がかるく、うまくあたたまりません。手動調理(レンジ加熱)であたためます。
●弁当屋の持ち帰り弁当
 使われている容器が耐熱性ではない場合があります。
●おにぎり
 重量がかるく、うまくあたたまりません。
 手動調理(レンジ加熱)であたためます。
●対角線・直径が26cm 以上の容器の弁当
 加熱室内に当たり回転できないため、あたためむらの原因となります。

上手な冷凍保存(フリージング)のコツ

材料は新鮮な物を
冷凍する分量と形は
1回分ずつ(200~300g)に分け、2~3cmの厚さで、極端に薄くならないように平らな形にまとめます。
丸めたり、指定の分量以上をひとまとめにすると、中まであたたまりにくくなります。
ラップなどでぴったり密封をします
ごはんやカレーなどは
ごはんは1杯分(150g)ずつに、カレーなどは100~300gずつに分け、薄く(厚さ2~3cm)平らにして冷凍します。
丸ごとのマッシュルームなど飛び散りやすい物は、あらかじめ半分に切っておきます。
野菜は
かためにゆで、水けをよく切って1回分(100〜200g)ずつラップなどで包み、冷凍します。
ラップなどでピッタリ密封します
ラップで包むときは、ラップが食品の間に入らないように包むとはがしやすくなります。

飲み物の上手なあたためかた

●1回であたためられる分量は1 〜4 杯(本)です

●容器の7 〜8 分目が適量です
容器に対して少量(1 2量以下)の場合は、加熱室から取り出した後でも、突然沸とうして飛び散り、やけどすることがあるので加熱し過ぎに注意しながら手動調理(レンジ加熱)で加熱します。
● 2 個以上の場合は、丸皿の中央に寄せて置きます
●ラップなどのおおいはしません
●牛乳は冷蔵室から出したての物を使います
●牛乳びんでの加熱はできません

冷凍保存したお総菜・ごはんの上手なあたためかた

■お総菜やご家庭で調理した食品です。
■オート調理の1回分の目安は100~600gです。
■ 5冷凍ごはん は容器を使いません。丸皿の中央に直接置きます。
■ 6解凍あたため は、容器を使います。
 食品の分量と容器の重さは同じくらいにします。
 容器は食品の分量が7~8分目くらいになる物が目安です。
■食品の温度は、冷凍は約ー18℃が目安です。