加熱前に確認する
あたためメニューは食品と容器の重さをそろえる
- ■食品の分量
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- 食品の分量は100g以上にします。オートメニューによって1回に加熱できる分量は異なります。
- 「使いかた」に記載の各オートメニューのコツやレシピ集に記載の分量を確認してください。
- ■容器の重さと大きさ
- 食品の分量と同じくらいの重さで、食品を入れたときに容器の7~8分目になる大きさの物を使います。
- ■2個以上の食品を同時にあたためるときは
- 食品の分量や容器の大きさ・重さをそろえます。
食品は中央に置く
テーブルプレートの端や隅に置くとうまく仕上がりません。
ふた(内ふたを含む)を外す
- ■容器にふたをして加熱すると、赤外線センサーが検知できず、うまく仕上がりません。
- ふた付きの容器などで、ふたをして加熱するときは手動調理(レンジ加熱)で様子を見ながら加熱します。
- ■はじけや飛び散る恐れがある食品はラップをします。
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- 皮や殻つきの物は殻を割り、表面に切り目を入れるとはじけや飛び散りを防ぎます。
- とろみのあるものは加熱前によくかき混ぜてラップをします。
お願い
100g未満の食品をあたためるときは手動調理レンジ500Wで加熱時間を20~50秒に設定し、様子を見ながら加熱します。
市販の冷凍食品をあたためるときは手動調理であたためます。
加熱時間は冷凍食品メーカーが表示しているレンジ500Wまたはレンジ600Wの時間を目安にして、若干長めに加熱します。
お総菜・ごはんの上手なあたためかた
- ■1回にあたためられる分量は
- 100~600gです。
- ■容器の重さは
- 食品の分量と同じぐらいの重さの物を使います。
- ■容器は
- 食品の分量が7~8分目くらいになる物が目安です。
- ■食品の温度の目安は
- 常温は約20℃、冷蔵は0~10℃です。
冷凍保存したごはん・お総菜の上手なあたためかた
- ■1回にあたためられる量は
- 100g~600gです。100g未満の食品は手動調理(レンジ加熱)で様子を見ながらあたためます。
- ■食品の分量と容器の重さを同じくらいにしてください
- 食品の分量が容器の重量よりも重いときは仕上り調節をやや強に合わせます。
- ■容器は
- 食品の分量が7~8分目くらいになる物が目安です。
- ■冷凍保存した食品の温度の目安は、約-18℃です
上手な冷凍保存(フリージング)のコツ
- ■材料は新鮮な物を
- ■冷凍する分量と形は
- 1回分ずつ(200~300g)に分け、2~3cmの厚さで、極端に薄くならないように平らな形にまとめます。
丸めたり、指定の分量以上をひとまとめにすると、中まであたたまりにくくなります。 - ■ラップなどでぴったり密封をします
- ■ごはんやカレーなどは
- ごはんは1杯分(150g)ずつに、カレーなどは100~300gずつに分け、薄く(厚さ2~3cm)平らにして冷凍します。
丸ごとのマッシュルームなど飛び散りやすい物は、あらかじめ半分に切っておきます。 - ■野菜は
- かためにゆで、水けをよく切って1回分(100〜200g)ずつラップなどで包み、冷凍します。
飲み物の上手なあたためかた
- ■4 飲み物・牛乳であたためられる飲み物は
- 冷蔵保存した牛乳、常温・冷蔵保存したお茶、コーヒー、水などです。
- ■汁物やとろみのある物は
- レンジ600Wまたはレンジ500Wで様子を見ながら加熱します。
- ■1回にあたためられる分量(1~4杯分)は
- 牛乳、お茶、コーヒー、水は150~800mL、お酒は130~720mLです。
- ■加熱前によくかき混ぜます
- ■牛乳は冷蔵庫から出したての物を使います
- ■100mL未満の少量であたためるときは
- 加熱室から取り出した後でも、突然沸とう(突沸)して飛び散りややけどをすることがあります。手動調理(レンジ加熱)で様子を見ながら加熱します。
- ■容器の種類と飲み物の入れかた
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- 容器はマグカップやコップ(背が低く、広口の物)を使い、飲み物を容器の7~8分目まで入れます。
- 牛乳びんでの加熱はできません。
- 徳利であたためる場合は、くびれた部分より1cm下くらいまで入れます。
- びん詰めのお酒は栓を抜きます。
- ■テーブルプレートの中央に置きます
- 2個以上を同時にあたためる場合は、テーブルプレート中央に寄せて置きます。
- ■1 おかずあたためでは熱くなり過ぎます
- 食品に合ったオートメニューであたためてください。
- ■仕上がりがぬるかったときは
- レンジ500Wで、様子を見ながら加熱します。
コンビニ弁当の上手なあたためかた
- ■1回にあたためられる分量は
- 1個(1人分)です。冷蔵室から出した物は仕上がり調節やや強または強に合わせます。
- ■加熱時間の目安は
- 弁当1個(約350g)で約2分です。
- ■あたためられる弁当の種類は
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- ●「幕の内弁当」のように、ごはんとおかずが分かれて入っている弁当
- ●「のり弁当」や「さけ弁当」のように、ごはんの上に具がのっている弁当
- ●「カツ丼」や「カレーライス」、「チャーハン」、「スパゲッティ―」などの丼物
- ■あんかけ類(中華丼、あんかけ焼きそばなど)をあたためる場合
- あんかけの具(いか、えび、うずらの卵など)が加熱中に破裂したりする場合があります。ふたを取り外し、これらの具を取り除いてから加熱し、加熱後に加えます。
- ■以下の弁当は6 コンビニ弁当ではあたためられません
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- ●電子レンジ加熱に使えない容器を使用している弁当
- ●紙や木でできた容器、アルミで加工された容器、発泡スチロール製の容器、ホッチキスなどで止めてある容器などを使用した弁当
- ●弁当屋さんの持ち帰り弁当
- ●使われている容器が耐熱容器ではない場合があるため
- ●1種類ずつ小分けしているお総菜のパック、おにぎり
- ■から揚げ・シューマイなど、お総菜のパックやおにぎりは、少量のためうまく仕上がりません。手動調理レンジ500Wで様子を見ながらあたためます。
スチームを使った上手なあたためかた
- ■あたためられる食品は
- 常温や冷蔵保存したごはんやシューマイ、焼きそばなどです。
- ■ラップなどのおおいはしない
- スチームで食品の乾燥を防ぎながら、しっとりふっくらあたためます。
- ■1回にあたためられる食品の分量は
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- ●ごはん 1~4杯分(150~600g)
- ●シューマイ、焼きそば 100~500g
- ■容器の種類は
- 陶磁器や耐熱容器を使います。
- ■冷凍のお総菜・ごはんはうまくあたたまりません
- 5 解凍あたためを使ってください。
- ■オート調理であたためられない食品は7 スチームあたためでもあたためられません
- 手動調理(レンジ加熱)で様子を見ながら加熱します。
- ■1 おかずあたためより加熱時間は長くかかります
中華まんの上手なあたためかた
- ■あたためられる食品は
- 市販の冷蔵保存した中華まんです。
- ■1回にあたためられる分量は
- 1個(約100g)~4個(約400g)までです。
1個80~90gの物は2~4個、110~150gの物は1~2個まであたためられます。 - ■皿などの容器は使わない
- 加熱し過ぎの原因になります。
ラップまたはオーブンシートをテーブルプレートに敷き、その上に置きます。 - ■加熱前の状態がかたいときや、よりふっくらと仕上げたいときは
- 加熱前に水をくぐらせたり、霧を吹いてから加熱します。
- ■食品の置きかたは
- テーブルプレートの中央に置く
- ■底に紙がついている物はそのままで
- 紙をつけたまま加熱します。
- ■ラップなどのおおいはしない
- スチームで食品の乾燥を防ぎながら、しっとりふっくらあたためます。
- ■冷凍の中華まんはうまくあたたまりません
- 「手動調理の加熱時間の目安」を参照し、レンジまたはスチームレンジで様子を見ながら加熱します。
- ■あんまんは
- 仕上がり調節やや弱または弱に合わせます。
揚げ物の上手なあたためかた
- ■あたためられる食品は
- 常温や冷蔵保存の揚げ物です。
- ■1回にあたためられる揚げ物の分量は
- 100〜500gまでです。
- ■冷凍の揚げ物はうまくあたたまりません
- 5 解凍あたためを使ってください。
- ■100g未満のあたためはできません
- 100g以上にするかテーブルプレートに並べて上段にセットし、オーブン予熱無180℃で様子を見ながら加熱します。
- ■加熱後に天ぷらなどの底面がベタつくときは
- キッチンペーパーなどで油分を取ります。