ページの本文へ

■ポンプの選定方法について

以下の条件を確認し、適した機種を選定します。

井戸揚水用ポンプ型式の見方

井戸揚水用ポンプ型式の見方

1 .使用目的

自動式か非自動式かを選びます。
自動

一般家庭の給水用

非自動

長時間の連続運転、一時に多量の水を使用。

※ 非自動式ポンプのON-OFFは、手動、または相手機器との連動、制御リレーなどで行ってください。

2 .吸上高さ

ポンプの種類を選びます。

ポンプ配管例では、吸上高さが
5m+(吸込管全長×0.1※1)=5.8m

浅井戸用ポンプ、もしくは浅深両用ポンプ(浅井戸配管)を選びます。

※ 運転中の水位変化、渇水期の水位低下を考慮に入れてください。

※1 配管抵抗です。

3 .押上高さ

ポンプ配管例では、押上げ高さが
3m+(吐出管全長×0.1※2)=4.5m<5m

日立ポンプ仕様一覧表より
押上高さ5m以上のものを選びます。

※2 配管抵抗です。ヘッダー配管の場合は0.15を目安としてください。

4 .使用水量

水栓の数、特に2個以上の水栓を同時に使用する時の水量を考慮してください。
(同時使用水栓個数×10L/分がおよその目安です)

※ 同時使用水栓個数とポンプの関係の目安を日立ポンプ機種選定早見表に表します。一戸の場合、たとえば台所、手洗い、トイレ、ふろ、庭など5個の水栓中、同時に使用する水栓は2個程度です。

5 .電源

単相100Vか、三相200Vかを選びます。

一般家庭用には単相100V、動力電源が引き込まれているところでは三相200Vをお選びください。

ポンプ配管例

ポンプ配管例

■一般家庭の給水以外に使う場合の用途と留意事項

高架タンクへの給水用

非自動ポンプ

  • 浅井戸用非自動ポンプ
  • 非自動ヒューガルポンプ
  • 非自動給水装置
高架タンクへの給水用

※ ポンプの水源は、受水槽(水道水)、地下水など。

※ 高架タンク等の液面リレーとの連動で、ポンプのON-OFF制御。

ビルなどへの直送給水

●加圧給水装置

  • 自動給水装置
    (単独、交互並列タイプ)
ビルなどへの直送給水

※ 水道メーターを設置する場合は水道局の認定が必要となります。
(設置時、水道局にご確認ください。)

高層階の加圧給水用

●加圧給水装置

  • ミニタンク式 浅井戸・加圧給水用自動ポンプ
  • 自動給水装置
    (単独、交互並列タイプ)
高層階の加圧給水用

※ 高架タンク給水等で、高層階の水圧不足解消用として使用。

冷却水の圧送

非自動ポンプ

  • 浅井戸用非自動ポンプ
冷却水の圧送

池水循環

非自動ポンプ

  • 非自動ビルジポンプ
池水循環

※ 連続昼夜運転の場合は、消耗部品(メカニカルシールなど)の定期交換(4か月程度)が必要です。

融雪・農事・池水給水用

非自動ポンプ

  • 非自動ヒューガルポンプ
  • 浅井戸用非自動ポンプ

自動ポンプ

  • ミニタンク式 浅井戸・加圧給水用自動ポンプ
融雪・農事・池水給水用