冷蔵庫をお買い上げの前に、ご覧ください。
疑問の点はお客様相談センターまたは販売店でお確かめください。
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- 冷蔵庫底面の熱により変形・変色するおそれのある、じゅうたんや畳・フローリング・塩化ビニル製の床などの場合、または床が弱い場合は厚さ1cm程度の丈夫な木材を敷いてください。
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- 温泉地域や工業地域周辺、下水配管の近くなどに冷蔵庫を据え付ける場合、硫化ガスの影響で配管が腐食することがあり、配管の防サビ処理が必要となる場合があります。あらかじめお客様相談センターまたは販売店にご相談ください。なお、その際の処理費用については有料となります。
正しくお使いいただくために
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- 家庭用の冷蔵庫・冷凍庫は、業務用など使い方の激しい用途には適しません。業務用の専用機種をご利用ください。
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- 家庭用の冷蔵庫・冷凍庫は、車輌内・船舶内などでの使用には適しません。このような使い方での故障の修理は、保証期間内であっても有料とさせていただきます。
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- お手入れは、柔らかい布にぬるま湯か中性洗剤を含ませてふいてください。中性洗剤をお使いの時は必ずきれいな水でふき取ってください。アルカリ性洗剤・アルコールなどはプラスチック部品が割れることがありますので使用しないでください。
冷蔵庫の内容積・食品収納スペースの目安について
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- 定格内容積は、日本産業規格(JIS C 9801-3:2015)に基づき、庫内の温度制御に必要でない庫内部品(棚やケース等)を外した状態で算出したものです。
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- 食品収納スペースの目安は、日本産業規格(JIS C9801-3:2015)に基づき、庫内部品を取り付けた状態で算出しています。
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- 貯蔵室ごと(例えば、冷蔵室、冷凍室、野菜室等)に、定格内容積と併せ食品収納スペース(貯蔵室ごとの実際に食品を収納することができる空間の容積)の目安を表示しています。
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- 冷蔵室の食品収納スペースの目安には真空チルドルームなどの数値を含みます。
据え付けについて
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- 床が丈夫で水平なところに据え付けてください。不安定な据え付けは、振動や騒音の原因となります。ガタつく時は調節脚で安定させてください。
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- 風通しのよいところに、周囲に十分な隙間を設けて据え付けてください。
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- 直射日光の当たらない場所で、コンロなどの熱源から離して据え付けてください。
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- 水気や湿気の多いところへの据え付けは避けてください。
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- 万一の感電防止のために、アースの取り付けをおすすめします。正しい取り付けについては、お買い上げの販売店または電気工事店にご相談ください。
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- 冷蔵庫専用の単独コンセントが必要です。タコ足配線は事故や故障の原因となります。
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- 本体奥行や側面中央では表示寸法より若干大きめになっていますので、放熱効率のためにも据付寸法は余裕をもってご準備ください。
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- 据付の際には、各商品ページに記載してある据付必要寸法図を必ずご確認ください。据付必要寸法図内の、ドアを開いた時の側面からの出張り寸法は目安です。ドアの開け方や食品の収納量によって変化する可能性があります。
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- 放熱スペースが不足すると、庫内の熱を放熱しにくくなって冷えにくくなり、余分な冷却運転による電気のムダも生じます。
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- 冷蔵庫は側面・背面より放熱しているため、周囲の壁や棚などが温かくなることがあります。その場合は、放熱スペースをより大きく確保してください。
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- 夏場など周囲温度が高い時や使いはじめは冷蔵庫の前面や側面、背面などが熱く感じることがありますが、放熱パイプを内蔵しているためであり異常ではありません。また足元から温かい風が出て、床や周辺が熱くなることがありますが、放熱のためであり、異常ではありません。
冷凍室(フリーザー)の性能について
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- 冷凍室(フリーザー)の性能は、記号によって区分表示しております。記号ごとの性能は日本産業規格(JIS C 9607)に規定された、試験条件で試験した時の冷凍負荷温度(食品温度)が下の表のようになるものをいいます。ただし、貯蔵期間は食品の種類、冷凍室(フリーザー)に入れるまでの温度、使用条件などによって違いますので、一応の目安としてご覧ください。
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- ホームフリージングした食品の貯蔵期間は、表中の冷凍食品の貯蔵期間の目安より短くなります。1〜4週間以内にお召し上がりください。
☆ 冷凍室(フリーザー)の性能
記号 |
ワンスター
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ツースター
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スリースター
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フォースター
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冷凍負荷温度
(食品温度) |
−6℃以下 |
−12℃以下 |
−18℃以下 |
冷凍食品の貯蔵期間の目安 |
約1週間 |
約1ヵ月 |
約3ヵ月 |
食品の貯蔵について
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- 冷蔵庫を過信しないでください。冷蔵室はもちろん、冷凍室(フリーザー)で貯蔵する場合でも時間の経過にともない品質が低下します。できるだけ品質のよいものを貯蔵し、早めに使い切るようにしてください。
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- 冷気の吹出口の近くや冷却器の近くは温度が低いため、水気の多い豆腐や野菜などを置くと凍結することがあります。食品が凍る時は温度調節を「弱」側にしてください。
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- 冷凍室(フリーザー)温度調節を長時間「強」側に設定してあると、他の部屋の食品が凍結することがあります。
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- 厳寒期など、周囲温度が長時間5℃以下になると、冷蔵室内の食品が凍結することがあります。このような時は、冷凍室(フリーザー)、冷蔵室とも温度調節を「弱」に設定すると幾分凍りにくくなります。
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- 乳脂肪の割合(%)が高いアイスクリームは、−18℃程度の冷凍室(フリーザー)でも
カチカチに固くなりません。
その他、ご了解いただきたい点
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- 据付時や夏場など気温の高い時、ドア開閉の多い時など冷蔵庫に通常より大きな負荷がかかる場合には、運転音が大きくなったり運転時間が長くなったりします。また、据付状況やご使用状況により運転音の聞こえ方は異なります。
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- 霜なしフリーザータイプであっても夏場や梅雨時など、据付場所の湿度が高い場合は冷凍室(フリーザー)内の空気中に含まれる水分が霜や氷となって、冷凍室(フリーザー)の壁面や部品につくことがあります。
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- トップテーブル付タイプでは、上に物を載せると湿度が高い時にはトップテーブルに露がつく場合があります。このような時には、温度調節を「弱」側にしてご使用ください。
冷蔵庫の消費電力量表示について
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- 年間消費電力量は、JIS C 9801-3:2015で決められた測定方法と計算方法において得られた値を表示しております。
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- 使用時の消費電力量は、設置の仕方、各庫内の温度設定、周囲温度や湿度、ドア開閉頻度、新しく入れる食品の量や温度、使い方等により変動する場合があります。
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- 年間消費電力量測定方法の概要
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JIS C 9801-3:2015消費電力量測定方法 |
種類 |
冷凍冷蔵庫
「スリースター」「フォースター」機種 |
冷蔵庫 |
冷凍庫 |
庫内温度 |
冷凍室 |
冷蔵室 |
冷蔵室 |
冷凍室 |
−18℃以下 |
4℃以下 |
4℃以下 |
−18℃以下 |
周囲温度 |
32℃及び16℃ |
周囲湿度 |
32℃測定時:70±5% 16℃測定時:55±5% |
消費電力量の表示 |
年間消費電力量(kWh/年)
(周囲温度32℃測定による1日当りの消費電力量205日分と
周囲温度16℃測定による1日当りの消費電力量160日分の合計) |
省エネ性マークについて
このマークは省エネ性能を表し、達成機種は緑色、未達成機種はオレンジ色のマークになります。商品をお選びになる時の参考にしてください。『省エネ基準達成率』及び『達成率』は、省エネ法に定められた2021年度基準に対する達成率を示しています。%の数値が大きいほど省エネ性が優れています。
この表記のある商品は、グリーン購入法(国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律)に対応している商品です。
「グリーン購入法」とは、国の各機関などに対し、環境に配慮した商品の優先購入を義務づける法律で、2001年4月1日から施行されました。(地方公共団体、事業者や国民に対しても、できる限り同法に適合した商品を選択するよう推進されています。)
省エネのための上手な使い方
1.ドアの開閉は少なく、手早く
開閉が多いと冷気が逃げてムダです。
2.食品の詰め込みすぎは禁物
食品を詰め込みすぎると、冷気の流れが悪くなり庫内が均一に冷えないばかりでなく、余分な電気を消費します。適当に隙間をあけてください。
3.熱いものはさましてから
熱いものを入れると、庫内温度が上昇し、周りの食品温度も上げてしまいます。
4.冷蔵庫の周囲に適当な隙間をあけて
周囲に隙間がほとんど無い状態で設置すると、放熱ができず電気のムダになります。
5.傷んだドアのパッキングは取り替えて
傷んでいる隙間から冷気が漏れて電気のムダ使いになります。名刺等をはさんでズリ落ちるようでしたら、パッキングを取り替えてください。