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PAM制御とは

  • PAMは「Pulse Amplitude Modulation」(パルス電圧振幅波形制御方式)の略で、日立が1996年に業界で初めてルームエアコンに採用した制御方式です。

  • PAM制御は、インバーターエアコンに搭載されていて、ハイパワーが必要な運転開始時に電圧を高くすることで、すばやく設定温度に到達させ、室温安定時は電圧を低くして省エネ運転をおこなうことで、エアコンの能力を効率よく引き出します。

PAM制御のしくみ

インバータエアコンとは、モーターの回転数を変えることで、設定温度に調整する能力がある製品です。
しかし、従来のインバーターエアコンは、直流電圧(240V)を基準にしてモーターの回転数をコントロールしていたので、省エネとハイパワーの両立が困難でした。
一方、PAM制御が搭載されているエアコンは、電圧の高低を変え(140V~390V)、モーターの回転数を幅広い電圧でコントロールすることで、省エネとハイパワーを両立できるようになりました。
これにより、低速回転時には低電圧の140Vを基準にして効率よく運転でき、省エネを実現しました。


PAM制御とCV-PAM制御の違い

従来のPAM制御に加え、速度制御でモーターを駆動させることで、高速回転時でもモーターを安定させ、スムーズにハイパワーを発揮し、さらに省エネを実現します。
これをカスケードベクトル方式(CV-PAM制御)とよび、一部のシリーズ(X・XKシリーズ)に搭載されています。


PAM制御が搭載されているエアコン

PAM制御が搭載されているエアコンは、商品カタログの「基本性能」で確認できます。


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