ぴったりセレクトとは、2つの引き出しの使いかたを、野菜・冷凍・冷蔵モードからお好みで組み合わせにできる機能です。
ぴったりセレクトが搭載されているかどうかは、お使いの製品のカタログや取扱説明書をご確認ください。
このページでは、R-KX57Nを例に説明しています。
目次
ぴったりセレクトのしくみ
日立独自の冷却切り替え技術で、設定に合わせて冷却器や冷気風路のフラップ、大風量ファンを制御します。
この新風路構造を採用することで、間接冷却、直接冷却の切り替えを実現しています。
「野菜」「冷蔵」の冷やしかた
食品に冷気を直接あてないよう、容器外から間接的に冷却します。
「冷凍」の冷やしかた
容器内に直接、冷気を大量に入れて、食品を冷凍します。
ぴったりセレクトでできる組み合わせ
工場出荷時は「まんなか野菜」に設定されていて、9通りの組み合わせに設定ができます。
「まんなか野菜」とは、野菜室を上段に設定し、野菜を取りやすくします。
冷凍室をよく使う場合は、「まんなか冷凍」に設定します。
冷凍食品やホームフリージングした食品をたくさんストックしたいときは、「どっちも冷凍」に設定します。
上記以外にも、用途に応じて色々な組み合わせができます。
ぴったりセレクトの設定方法
- [セレクト]ボタンで切り替える
工場出荷時は、上段切替室が「野菜」、下段切替室が「冷凍」のランプが点灯しています。
[セレクト(3秒押し)]ボタンを3秒以上押しつづけると、ランプが切り替わり、「ピ、ピ、ピーッ」とお知らせ音が出ます。
この操作を繰り返すと、ランプが「野菜」→「冷凍」→「冷蔵」→「野菜」→の順に点灯するため、お好みに設定したら、ボタンから指を離し、ドアを閉めます。
設定が切り替わるまで、表示部の「切替お知らせサイン」のランプが点灯し、完了すると消灯します。
使用中に切り替えた場合に、「切替お知らせサイン」が消えるまでの時間の目安は以下の通りです。
設定 | 切り替わるまでの時間 |
「野菜」「冷蔵」→「冷凍」 |
約2~5時間 |
「冷凍」→「野菜」「冷蔵」 |
約3~8時間 |
「野菜」→「冷蔵」 |
約30分~1時間 |
「冷蔵」→「野菜」 |
約30分~1時間 |
ご注意
- 冷凍に切り替えたり、冷凍から他の設定に切り替えるときは、冷蔵庫の周囲温度や、ご使用の状態によって12時間程度かかかる場合があります。
- 「切替お知らせサイン」が消灯するまでは、食品を入れないようにしてください。
- 冷蔵食品の凍結や、冷凍食品が溶ける場合があります。
- ご使用途中で設定を切り替える場合は食品を取り出してください。
- 設定を切り替えると、冷やしかたは「標準」になります。
- 設定を切り替えた場合、切替室内の天井・壁面やケースに霜や露がつくことがあり、保存する食品がいたむ場合がありますので、設定切替後は、食品を入れる前に霜や露を乾いた布でふき取ってください。
- 冷やしかたを変更する
[上段切替室]あるいは[下段切替室]ボタンを押すことで、冷やしかたを変更できます。
工場出荷時は、「標準」ですが、ボタンを押すごとに「強め」→「弱め」→「標準」に設定できます。
夏場や外気温が高いときなどに、冷えにくいと感じる場合に、「強め」にしてください。
ご注意
- 冷えすぎると感じる場合は、「標準」または「弱め」にしてください。
- 「野菜」かつ「強め」に設定している場合、冷蔵庫内の温度が下がり、野菜や果物がいたんだり、低温障害を起こすおそれがあります。
- 冷蔵庫内の温度は、使用条件により多少変動します。温度の目安や温度調整の手順はお使いの製品によって異なるため、取扱説明書をご確認ください。