ヒートアタック（ファン加熱、加熱乾燥）とは、運転を停止したあと、熱交換器の余熱を利用してファンを加熱、および送風でエアコン内部を乾燥させる機能です。
この運転をすることで、室内機内部のカビの発生を抑制しますが、発生してしまったカビを除去したり、除菌や殺菌をすることはできません。
目次
運転条件・運転時間
運転条件
- 冷房・除湿・涼快運転停止後に、自動でエアコン内部を乾燥します。ただし、冷房・除湿・涼快運転時間が10分未満の場合は、乾燥運転が作動しません。
- ヒートアタックとフィルター掃除の設定が重なったときは、ヒートアタック終了後に、フィルター掃除がはじまります。
- ヒートアタックと室内機凍結洗浄が重なったときは、室内機凍結洗浄の乾燥工程が、ヒートアタックに置き換えられて運転されます。
- ヒートアタック、フィルター掃除、室内機凍結洗浄の設定が3つ重なったときは、フィルター掃除終了後、室内機凍結洗浄が動作し、室内機凍結洗浄の乾燥工程がヒートアタックに置き換えられて運転されます。
ご注意
ヒートアタックと室内凍結洗浄を同時に設定したときに、不在を検知したり、日差しを検知すると、室内機凍結洗浄が運転されないことがあります。その場合は、ヒートアタックが作動します。
運転時間
エアコン内部を乾燥する時間は、約1時間です。
設定方法
- ［ファン加熱］ボタンがある場合
［ファン加熱］ボタンを押してください。 - ［ファン加熱］ボタンがない場合
設定方法は製品により異なりますので、詳しくは取扱説明書をご覧ください。
ここでは、RAS-X22Jを例にして説明します。
設定方法
- リモコンの［機能選択］ボタンを押し、機能選択モードにする
- 上下ボタンを何度か押し、リモコンの表示部に「ファン加熱」を表示させる
- リモコンの液晶画面の「ファン加熱」 の文字が点滅を開始したら、［設定］ ボタンを押す
- 「ピッ」という音がして、リモコンの液晶画面の「ファン加熱」が点滅から点灯に変わったことを確認する
解除方法
- リモコン内の［機能選択］ ボタンを押し、機能選択モードにする
- 上下ボタンを何度か押し、リモコンの表示部に「ファン加熱」を表示させる
- リモコンの液晶画面の「ファン加熱」 の文字が点滅を開始したら、［取消］ ボタンを押す
- 「ピッ」という音がして、リモコンの液晶画面の「ファン加熱」が消えたことを確認する
運転中の状態
- 運転中は、クリーンランプ（機種によっては加熱乾燥ランプ）が点灯します。
- 運転中は、室温・湿度が上昇することがあります。
- 運転中は、上下風向板が開いたままになります。
中断（停止）方法
運転中にリモコンの［停止］ボタンを押すと、ヒートアタック（ファン加熱、加熱乾燥）運転が中断されます。
再度運転を行いたい場合は、「設定方法」の設定を行ってください。
参考
室内機内部を乾燥する機能は、お使いの製品によりその名称や動作、操作方法が異なります。
お使いのエアコンに搭載されている機能の名称は、取扱説明書よりご確認ください。
- 内部クリーン運転の場合
2016年度以前の製品はすべて「内部クリーン」です。
「内部クリーン運転について知りたいです。」 - 室内機内部乾燥・内部カビ抑制（カビバスター）の場合
「室内機内部乾燥・内部カビ抑制（カビバスター）について知りたいです。」
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