炊飯器は、蒸気の力でごはんを炊いたあとで乾燥を防ぐため、内がまやふたの内側に水滴や露(つゆ)がつきます。
水滴やつゆが流れ落ちて気になる場合は、やわらかい布で拭き取ってください。水滴やつゆが少なくなる設定や、注意することは、以下をご確認ください。
炊飯後のごはんがやわらかかったり、べたつくときは、以下のページをご確認ください。
→「ごはんが軟らかかったりベタつきます。」
- 炊きあがったごはんをほぐします。
炊飯後は、ごはん粒の間に余分な蒸気が残っています。ほぐしてごはん粒の間に隙間をつくることで、水分を蒸発させ、水滴を抑えることができます。
また、ごはんをほぐさずに保温していると、ごはんが固まったり、べたついたり、水滴が多くついてしまう原因になってしまいます。
- 炊飯の設定を、つゆを少なくするモードにします。
つゆを少なくするモードに設定すると、通常モードより蒸らす時間を長くすることで、水滴やつゆがつきにくくなります。通常モードから設定を変更する方法は、以下の使いかた動画を参考にしてください。
→「使いかた動画:つゆつきが気になる。」
つゆを少なくするモードがあるかどうかは、お使いの機種の取扱説明書をご確認ください。
- 保温するときの温度を高くします。
炊飯後から保温に切り替わったときに、ごはんが保温の温度まで冷める過程で、水滴がつきやすくなります。
気になる場合は、保温の温度を高くすることで、水滴を少なめにすることができます。
保温の温度を高くする方法は、以下のページをご確認ください。
→「ごはんの温度がぬるいです(保温しません。)」
- 温度センサーのお手入れをします。
温度センサーとは、内がまを外した炊飯器本体の中にある、丸い部分のことを指します。
温度センサーで内がまの温度を検知し、炊飯や保温をするため、汚れていたり、お米や異物がついて茶色に変色していると、正常に検知せず水滴が増えてしまう場合があります。
定期的に温度センサーが汚れていないか確認し、お手入れをしてください。電源がついたままだと手をやけどすることがありますので、かならず電源を切って温度が冷えた状態でおこなってください。
- 内がまの周囲を拭き取ります。
内がまの周囲に、洗米時のとぎ汁や米粒などがついたまま炊飯すると、温度センサーにお米が焼きついてしまいます。炊飯前に内がまの周囲をふき取ってから、本体にセットしてください。
- 温度センサーがなめらかに動くか確認します。
温度センサーを指でまっすぐ下に押すことで、動作確認ができます。
米粒などが詰まって引っかかる場合や、斜めに押されてしまう場合は、ふき取ったあとに何度か押して、なめらかに動くかご確認ください。
温度センサーの中にある異物が詰まって取り除けない場合は、お手数をおかけしますが、お買い上げの販売店または修理相談窓口に点検のご相談をしてください。