オートメニューは、食品の重さと温度を測り、分量にあわせて出力を変えて加熱し解凍します。
解凍ムラをなくすには、食品の状態を正しく検知できるようにすることがポイントです。
目次
事前確認
- 1回に解凍できる分量を確認する
分量が多すぎるとうまく解凍できません。
1回に解凍できる分量は機種によって異なります。お使いの機種の取扱説明書をご確認ください。
- オートメニューの解凍に適しているか確認する
以下の場合は、オートメニューの解凍に適していません。
手動調理(レンジ加熱)で途中様子を見ながら解凍してください。
- 分量が100g未満の場合
- バラバラに凍っているもの
- 解凍が足りなかったもの、溶けかけているもの
- -20℃以下の冷凍食品(冷凍室を「強」にして冷凍したもの)
解凍するときのポイント
- 庫内やテーブルプレートを十分に冷ましてから解凍する
庫内やテーブルプレートが熱いまま解凍すると、トレーが溶けたり、解凍しすぎたりします。
- 冷凍庫から取り出してすぐに解凍する
冷凍した食品を室温で放置したり、冷蔵室に移したりすると、外側から溶け始めるため、均一に解凍することが難しくなります。食品がカチカチな状態で解凍してください。
- ラップや包装は外し、トレーにのせる
ラップや包装をしたままでは、食品の温度をうまく検知できないため外してください。
トレーがない場合は、テーブルプレートにオーブンシートか、キッチンペーパーを敷き、その上にのせてください。
- 形や厚みが均一でないものはアルミホイルを使う
細い部分や薄い部分にアルミホイルを巻いて、解凍しすぎないようにします。
- 食品は中央に置く
テーブルプレートの端に置くとセンサーが食品の温度を正しく測れず、うまく仕上がりません。
ご注意
アルミホイルを使用している場合は、アルミホイルが加熱室壁面や、ドアガラスに触れていると火花(スパーク)が出て、テーブルプレートやドアガラスが破損するおそれがあります。
冷凍保存のコツ
上手に解凍するための冷凍保存方法を紹介します。
- 新鮮な材料を使う
- 1回分ずつ(200~300g)に分ける
- 平らな形にする
- ラップなどで、ぴったり密封する
- 肉の冷凍
しゃぶしゃぶ用・すき焼き用肉:約1cmの厚さにする
薄く細長い肉:折りたたんで2~3cmの厚さにする
ブロック肉:折りたたんで均一にする
その他の肉:2~3cmの厚さにする
- 魚の冷凍
刺身などの容器に入っているバランなどの飾りや、敷き物は取り除く。
魚はうろこやえら、内蔵を取り除き、塩水で洗って水けをふき取り、1尾ずつ冷凍する。
冷凍ごはんの保存とあたためのコツは以下のページをご覧ください。
「冷凍ごはんの保存とあたためるコツを知りたいです。」