冷凍を使いこなすと、調理時間の短縮ができたり、買いすぎて食材を無駄にすることもなくなり、便利で経済的です。
上手に冷凍(フリージング)するためのコツや、食品ごとのおすすめの保存方法を紹介します。
そのまま冷凍する方法もありますが、下味をつけてから保存する事で、解凍後すぐに調理する事ができるためおすすめです。
ひき肉
使いやすい分量に小分けしてラップの上にのせ、薄く平らに広げて包みます。
ラップの上からかるく折り目をつけ、冷凍用ポリ袋に入れて冷凍すると便利です。冷蔵室で解凍してください。
薄切り肉
クッキングシートまたはラップの上に数枚ずつ、あまり重ならないようにはさんで包み、冷凍用ポリ袋に入れて冷凍。冷蔵室で解凍してから使います。
鶏むね肉・鶏もも肉
水気をふき、鶏むね肉は切り開いて均一な厚みにしてから、鶏もも肉は1切れずつ並べてラップに包みすばやく凍らせた後、冷凍用ポリ袋に入れて保存をします。
魚を上手に保存するには、腹ワタなどを除く下処理をすること。鮮度が落ちやすいので購入後、手早く除いてください。下味をつけるか、調理をしてから冷凍するのもおすすめです。
切り身魚
塩と酒をふり、下味をつけてから冷凍します。1切れずつラップに包んで凍らせ、冷凍用ポリ袋に入れ保存をします。
塩ざけ、塩だらなどは酒をふりそのまま冷凍します。みそ漬けや粕漬けにして冷凍すると、より長く保存できます。
貝類
しっかりと砂抜きをし、水分をキッチンペーパーで拭き取ってから冷凍用ポリ袋に入れて凍らせます。
凍ったまま鍋やフライパンで加熱調理してください。
生野菜のまま冷凍すると、解凍時に色が悪くなったり、美味しさが半減します。加熱してから冷凍するよう心がけてください。
葉野菜(ホウレンソウ、小松菜など)
鮮度のいいものを、かためにゆでて冷水にとり、水気を切って凍らせます。
使いやすいサイズに切り分けてから凍らせると、使用するときに必要な分量だけ使う事ができます。
キノコ類
傷みやすい根元は切り落とし、しめじ、舞たけのような房になっている物は小房にしてください。エリンギなどの厚みのあるものは薄切りにします。
冷凍用ポリ袋に入れて冷凍してください。
使うときは、凍ったまま鍋やフライパンで加熱調理です。
ごはん
あら熱を取った上で、茶碗一杯分ずつに分けてラップに包み冷凍します。
ごはん粒をつぶさないようにしてください。あまり厚みの出ないように、ラップに包むとより早く凍らせることができます。
容器で保存したい場合は、ご飯専用の保存容器がおすすめです。
ラップに比べ、保存場所を取るかもしれませんが、重ねてもつぶれる心配がなく、加熱ムラを防ぐ構造になっているものもあります。
パン
すぐに食べないのなら、冷凍用ポリ袋に入れて冷凍してください。
オーブンで焼けば、いつまでも焼きたてのおいしさです。
まとめて作った手作りのパン生地も、一次発酵が終わったら、成形して冷凍することがおすすめです。
※ 生地の状態やイーストの量・種類によって発酵力が弱くなる場合があります。
参考
特鮮氷温ルームや真空チルドを搭載している機種の場合は、特鮮氷温ルームや真空チルドの「真空氷温」が肉や魚の解凍に適しています。
解凍時のドリップ(解凍時の肉汁)を抑え、風味を守ります。
食品を電子レンジで上手に解凍するコツは以下をご覧ください。
「解凍を上手に仕上げるためには、どうしたら良いですか?」
よくあるご質問で、解決できない質問や疑問については、メールまたはお電話にてお答えしております。下記の窓口へお問い合わせください。