地震への備えには、冷蔵庫用の地震転倒防止ベルトを使って、壁面にしっかりと固定してください。
市販の耐震ポール(つっぱり棒)は、冷蔵庫の上面にある基板を傷めてしまう可能性があるため、おすすめしておりません。
目次
地震転倒防止ベルトとは
冷蔵庫の背面と左右にある金具にベルトを通して、壁や柱に固定することで、地震のときの転倒を防止します。
お買い求めの際は、販売店、日立のお店、お客様相談センターにお問い合わせください。
部品番号:R-826CV 300
- 長さ:全長115cm
折り返して使用するため、使用状況によっては約50cmほどになります。
- 付属品:金具、ねじ4本、設置説明書
冷蔵庫1台につき、本部品を2セット使用します。例外として、冷凍庫や小容量の冷蔵庫では1セットで固定できる場合もあります。詳しくは取扱説明書をご確認ください。
地震転倒防止ベルトの設置方法
以下に地震転倒防止ベルトの設置方法を説明します。設置を依頼したい場合や、取りつけができない場合は、お買い上げの販売店にご相談ください。
- 金具を取りつける位置を決める
金具の取りつけ位置は、市販の下地探し器(下地センサー)を使います。
下地探し器を壁に刺して、背後の間柱を探します。針が途中で止まる場所に間柱があり、奥まで刺さる場所には間柱がありません。
ご注意
- 賃貸住宅や集合住宅の場合や、壁の中がコンクリート構造の場合は、事前に穴が開けられるどうか、管理会社や施工業者にご相談ください。
- 間柱がない場所や、取りつけ位置の強度が不足している場合、壁などを破損するだけではなく、地震転倒防止ベルトの効果が得られない場合があります。
- 冷蔵庫を壁から離し、作業場所を確保する
金具を取りつける位置が決まったら、作業をしやすくするため、ドライバーでねじを回せるほどの距離を開けてください。冷蔵庫を移動するときのご注意は、以下のページをご覧ください。
「引っ越しなど冷蔵庫を運搬するときの注意点が知りたいです。」
- 金具を壁に固定する
以下の図の取りつけ位置(単位:mm)を参考に、冷蔵庫の背面取っ手の上方に、プラスドライバーでねじを固定してください。
- ベルトを冷蔵庫の背面に通す
冷蔵庫の背面の取っ手の下から上に向かって、ベルトを通してください。
- ベルトを金具に通す
ベルトを金具の上方の穴に、背面から順に通します。取りつけできたら、同じ手順で2本目のベルトを取りつけてください。
以下の画像は、ベルトの通しかたを説明するために、冷蔵庫にベルトを通していないものを使用しています。
- ベルトを固定する
冷蔵庫を元の位置に戻してから、ベルトをピンと張ってください。ベルトでしっかりと固定できていることを確認したら、取りつけ完了です。
地震が発生したときの対処方法
災害、停電時における家電製品のお取り扱いについては、以下のページをご覧ください。
「停電時における主な家電製品のお取り扱いについて」
停電前の準備や、停電したときの対処方法は、以下のページをご覧ください。
「停電前の準備や、停電したときの対処方法を知りたいです。」