冷蔵庫の運転時の消費電力をおさえ、省エネの効果が得られる使いかたのポイントを以下にご紹介します。
目次
工場出荷時は、冷蔵室・冷凍室ともに温度は「標準(中)」に設定されています。
食材を冷やすのに一番適した温度設定になっていますので、基本的には「標準(中)」のままで使用し、周辺の温度が低いときに「弱め(弱)」にすると節電の効果が得られます。
*周囲の温度が高い時期に「弱め(弱)」に設定した場合、ドア開閉を短時間で繰り返すと、冷蔵庫内の温度が下がりきらず、食品の保存や食材に影響が出る可能性があります。保存している食品がぬるいと感じた場合は、「標準(中)」や「強め(強)」、あるいは[チルド]に変更してください。
節電モードは、工場出荷時(ご購入時)は「切」の状態ですが、節電モードを設定することで消費電力をおさえ、ゆっくりと冷やす運転をおこないます。
以下に節電モードの設定方法について説明します。設定ができる製品や詳しい設定方法については、取扱説明書をご確認ください。
冷蔵庫内に操作パネルがある機種
*ここでは、R-KWC57RとR-KX57Nを例にしています。
[設定方法]
操作パネルの[接続/節電]([節電])ボタンを押す
*「節電」のランプが点灯します
[解除方法]
「節電」ランプ点灯中に[接続/節電]([節電])ボタンを押す
*「節電」のランプ消え、設定が解除されます
ドア表面に操作パネルがある機種
*ここでは、R-WXC74Sを例にしています。
[設定方法]
[解除方法]
ご注意
各室の設定温度の目安は、以下のページをご覧ください。
「冷蔵庫の各室の設定温度を知りたいです。」
冷蔵庫の背面は空気の対流により、細かいホコリが付着して汚れやすいところです。
背面や側面ダクトの汚れやホコリを取り除くことで空気の流れが良くなり、消費電力をおさえることができます。
お手入れについて詳しくは、以下のページをご覧ください。
「冷蔵庫のお手入れをしたいです。」
冷蔵庫内は冷気を循環させて冷やしています。周辺の温度が高いときにドアを頻繁に開閉すると、外気が冷蔵庫内に入り込むことで冷えにくくなり、消費電力がかかります。
ドアは頻繁に開閉しないようにしてください。
*ドアがしっかり閉まっていない場合にも、隙間から外気が少しずつ冷蔵庫内に入り込み、消費電力がかかります。しっかりとドアが閉まっていることを確認するようにしてください。
冷蔵室は、すき間をあけて収納してください。冷気の通り道を作ることで、効率的に冷やすことができます。
適度に隙間があいている例
隙間があいていない例
ご注意
冷凍室は、すき間を少なくしてなるべく多く収納すると、より冷気を保ちやすく消費電力をおさえることができます。
詳しくは、以下のページをご覧ください。
「各室にどのような食品を保存すれば良いですか?」
周囲の温度が高かったり、放熱するためのスペースが確保できていないと、熱がこもって冷えにくくなり、消費電力がかかります。
画像はR-KWC57Sを例に説明しています。この機種では、上部5cm以上、左右各0.5cm以上の放熱用のスペースが必要です。
詳しくは、以下のページをご覧ください。
「冷蔵庫がよく冷えない(冷えにくい)です。」
参考
冷蔵室内に市販の冷気漏れ防止用のカーテンを取り付けると、カーテンの内側だけで冷気が循環して、ドアポケット部分に冷気が回らず食品に影響が出る可能性があるため、日立では取り付けることをおすすめしていません。
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