運転開始直後は予熱運転をするため、2~3分は暖かい風が出ません。
予熱運転が終了しても、以下のような場合は修理が必要です。
お買い上げの販売店、または修理相談窓口に点検のご相談をしてください。
修理目安料金は以下をご覧ください。
「修理料金の目安一覧:ルームエアコン」
暖房運転をしても部屋が暖まりにくい場合は、さまざまな要因が考えられます。以下をご確認ください。
暖かい空気は上方に集まりますので、暖房時は風向きを「自動」または「下向き」にすると効果的です。
「AIこれっきり」や「ecoこれっきり」運転をしているときに暖まらない場合は、eco機能を優先している可能性があります。
リモコンに「eco」が表示されている場合は、リモコンの「AIこれっきり」または「ecoこれっきり」ボタンを押してeco機能を解除してください。
運転ランプが点滅したり、予熱・霜とりランプが点灯している場合は、予熱運転や室外機についた霜とり運転をしています。
予熱運転は2~3分間、霜とり運転は5~22分間かかり、運転が完了するまで暖かい風が出てきません。
ランプ表示例
RAS-X36K2Sの場合:運転ランプが点灯⇔減光します。
RAS-X22Jの場合:予熱・霜とりランプが点灯します。
参考
温風プラス運転を試す(搭載機種のみ)
「温風プラス」は、暖房運転の温風をさらに暖かくするため、高温風を30分間連続で吹き出す機能です。
部屋が暖まらないと感じたときは「温風プラス」運転をお試しください。
「温風プラス」について、詳しくは以下のページをご覧ください。
「「温風プラス」の設定方法が知りたいです。」
フィルターに汚れやホコリが付着していると、暖かい風が出にくくなります。
フィルターが汚れている場合はお手入れをしてください。
お手入れ方法については以下のページをご覧ください。
「エアフィルターのお手入れ方法を知りたいです。」
エアコンは部屋の空気を循環させて設定した温度にするため、空気の流れが妨げられたり、部屋のドアが開いていると、部屋全体の温度が上がりにくくなります。
以下のような場合は、風を遮るものを移動してください。
参考
扇風機やサーキュレーターなどを併用することで、効率的に暖かい空気を循環することができるのでお試しください。
また、部屋の湿度を上げると体感温度が上がります。加湿器などを併用し、湿度を40~60%程度に保つことをおすすめします。
ご注意
室内に暖房能力以上の熱源があるときは、設定温度にならない場合があります。例:人が多くいる、熱器具を使用している場合など
室外機の周囲を、市販のカバーや植木などでふさいでしまったり、十分なスペースが確保できないと暖房能力が低下します。
室外機の設置条件については、以下のページをご覧ください。
「エアコン(室外機)の設置に必要な寸法や条件を教えてください。」
室外機を季節風や雪の影響を受けやすい場所に設置している場合
季節風や雪が室外機に吹き込むと、暖房能力が低下します。風雪ガードや防雪フードを使って風や雪を防ぐようにしてください。
風雪ガードや防雪フードは、エアコンの型式により、取り付け可能な部品が異なります。
詳しくは以下のページを参考にしていただくか、使いかた相談窓口までお問合せください。
「室外機設置のポイント」
外気温が暖房の使用可能な範囲を超えていると、製品保護のため運転しないことがあります。
使用可能な外気温範囲は製品によって異なりますので、取扱説明書をご確認ください。
例:RAS-X40M2の外気温の動作条件(暖房)
使用外気温範囲:外気温-20℃~21℃
寒波や積雪などで外気温が大きく下がった場合
エアコンは屋外の熱を取り入れて暖房するため、環境により暖房能力が変化します。
前日までは問題なく暖まっていた場合でも、暖まるまでの時間が長くなることがあります。
エアコンは、機種によって対応できる部屋の広さが異なります。
また、部屋の位置や窓の大きさ、窓の向きなどによっても、暖まるまでの時間が長くなります。
エアコンの暖房能力は商品カタログや取扱説明書でご確認いただけます。
カタログの表記例
暖房の畳数の目安が「8~10畳」と記載されています。
「一戸建て木造平屋南向き(和室)なら8畳」、「鉄筋集合住宅中間階南向き(洋室)なら10畳」が適応畳数の目安となります。
暖房能力については以下のページも参考にしてください。
「何畳用のエアコンか確認したいです。」
お買い上げの販売店または修理相談窓口に点検をご相談ください。
参考
Xシリーズについては、暖まりが悪い要因を動画でも紹介しています。
「使いかた動画:エアコン」
よくあるご質問で、解決できない質問や疑問については、メールまたはお電話にてお答えしております。下記の窓口へお問い合わせください。