洗濯物の黒ずみ、黄ばみ、色移り、変色は、さまざまな要因により発生します。
黒ずみ・ピンク汚れ
洗剤や柔軟剤の投入量が多すぎると、すすぎきれずに蓄積して汚れとなり、黒ずみの原因となります。
また、柔軟剤などの溶け残りや、酵母菌などの細菌が発生するとピンク汚れの原因となります。
黄ばみ
繊維の奥に残った皮脂汚れが酸化すると、黄ばみの原因となります。
色移り・変色
衣類の染料が溶けだしたり、衣類同士がこすれることで色移りや変色の要因となります。
それぞれの症状にあわせた対処方法をおためしください。
目次
黒ずみ・ピンク汚れ・黄ばみを抑える方法
- 洗濯物を入れすぎないようにします
運転するコースにより、適した洗濯物の量が異なります。洗濯物を入れすぎると汚れが落ちにくくなり、黒ずみや黄ばみが発生しやすくなるため、運転するコースにあわせ、洗濯物を入れすぎないようにしてください。
- 洗剤や柔軟剤は、専用の投入口から入れます
洗剤と柔軟剤のそれぞれの投入口に入れることで、きちんと洗剤を溶かしたり、柔軟剤の投入タイミングを自動的に調整します。
- 洗剤や柔軟剤の自動投入の設定を見直します
取扱説明書や以下のページを参照し、自動投入や基準量が正しく設定されているかご確認ください。
「手動で洗剤/柔軟剤を入れるときの、適量の確認方法を知りたいです。(ドラム式)」
「手動で洗剤/柔軟剤を入れるときの、適量の確認方法を知りたいです。(タテ型)」
- すすぎの設定を見直します
すすぎ回数を増やすか、「ナイアガラすすぎ」「注水すすぎ」の設定をします。
すすぎの設定以外にも、予洗いや、洗い時間を長く設定することもおすすめします。
- 洗濯が終わったら、できるだけ早く洗濯物を取り出します
洗濯後の洗濯槽は湿度が高く雑菌が繁殖しやすい環境のため、ぬれたまま長時間洗濯機の中に入れないようにしてください。
- 「温水ミスト」の設定をします
洗い工程の前に、洗濯物に温水ミストを吹きつけ、衣類を温めます。洗剤の酵素パワーを活性化させ、かくはん洗いをすることで、黄ばみの原因となる皮脂汚れを落とします。
タテ型洗濯乾燥機/全自動洗濯機の場合は、「温水ミスト 90分」(もしくは「高濃度つけおき 120分」)を設定してください。
ドラム式洗濯乾燥機の場合は、「温水ミスト 30分」を設定してください。
*「温水ナイアガラ洗浄」が搭載されている機種は、設定をして運転することで衣類の黄ばみを予防します。
詳しくは、取扱説明書や以下のページを参考にしてください。
「ナイアガラ洗浄/ナイアガラビート洗浄について知りたいです。」
黒ずみ・ピンク汚れ・黄ばみを落とす方法
- 洗濯物を事前につけ置きします
3倍濃度の洗剤液に一晩つけ置きし、その後で通常の洗濯をします。
白物の洗濯物の場合は、塩素系漂白剤または還元系漂白剤のつけ置きをします。
色物、柄物の場合は、酸素系漂白剤で短時間のつけ置きをします。
- 洗剤を自動投入する場合は、洗剤量を「多め」に設定します
自動投入の洗剤量などの設定方法は機種により異なります。お使いの機種の取扱説明書をご確認ください。
- 「温水ミスト」の設定をします
タテ型洗濯乾燥機/全自動洗濯機の場合は、「温水ミスト 180分」(もしくは「高濃度つけおき 360分」)を設定してください。
ドラム式洗濯乾燥機の場合は、「温水ミスト 90分」を設定してください。
*「温水ナイアガラ洗浄」が搭載されている機種は、設定をして運転することで衣類の黄ばみを予防します。
詳しくは、取扱説明書や以下のページを参考にしてください。
「ナイアガラ洗浄/ナイアガラビート洗浄について知りたいです。」
色移り・変色を抑える方法
色移り・変色を落とす方法
- つけ置き洗いをします
白物は塩素系漂白剤、または還元系漂白剤、色・柄物は酵素系漂白剤で漂白(洗面器などで短時間のつけ置き)してください。
このとき、洗濯物をいためてしまうことがありますので、洗剤・漂白剤の注意書きや洗濯物の絵表示などをご確認ください。